高齢者ケアのための感染症予防(全5巻)

[監修・指導] 西原修造 香川県坂出保健所所長

■内容紹介
 病院や老人福祉施設だけでなく、在宅ケアの現場でも、感染症に関する情報不足により、漠然とした不安を抱いているサービス従事者が多いようです。このシリーズでは、身近な感染症予防である「手洗いの基本」から、高齢者ケアの現場での感染の可能性が高い「O−157」「MRSA」「B型肝炎・C型肝炎」「疥癬」の予防のついて、分かりやすく解説しています。サービス従事者への感染だけでなく、利用者間の感染も予防し、感染症に対す る不安を解消するための教材としてご活用ください。

第1巻 手洗いの基本(12分)
 感染症は、菌の数が一定量を超えたときに起こります。したがって、菌の数をできるだけ減らすことが、感染の予防に大きな効果をもたらします。高齢者のケアをする際にも、石鹸を使い流水で強めにもみ洗いをすれば、短時間でほとんどの菌を除去できます。このビデオでは、最も身近で有効な感染の予防対策である「手洗い」の基本と、一般的な消毒を紹介します。

第2巻 O−157と食中毒(14分)
 最近、世間を騒がせている病原性大腸菌O−157は、食物や水などにより感染します。この菌の感染性や毒性は「赤痢菌」並といわれ、二次感染を起こしやすいのが特徴です。しかし、熱に弱く、一般的な食中毒の予防法を守っていれば感染の心配はありません。このビデオでは、食品の購入方法や保存のポイント、食材についた菌の除去、残った料理の保存法、一般的な食中毒の予防法などについて解説します。

第3巻 MRSA(13分)
 院内感染の代表格となっている[MRSA]は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌といい、ペニシリンの一種であるメチシリンをはじめ、多くの坑生物質が効かなくなった耐性菌です。寝たきりになったお年寄りなど、抵抗力が弱くなった人に感染しやすく、病院や老人福祉施設だけでなく在宅ケアの現場にも持ち込まれるようになっています。このビデオでは、MRSAの除菌の方法や、保菌者に対してサービスを提供するときポイントについて解説します。

第4巻 B型肝炎・C型肝炎(11分)
 日本人の肝臓病の約80%は、肝炎ウイルスが原因です。肝炎の中でもB型とC型は血液が感染源となり、慢性化する場合があるので、お年寄りのケアをする際にも注意が必要です。このビデオでは、食事や排泄、入浴を介助するときのポイントや、食器や器具、寝具の消毒の方法などについて解説します。

第5巻 疥癬(ひぜんだに)(11分)
 疥癬は俗称「ひぜん」とも呼ばれ、ヒゼンダニが寄生して起こる皮膚病です。第2次大戦後の衛生状態の悪いときに多発しましたが、最近では老人ホームなどの共同生活者の間での感染や、デイサービスやデイケアなど、在宅サービスの利用者の間での感染も増えています。このビデオでは、疥癬の病状やその特徴、感染者のケアをするときのポイント、器具や寝具の消毒の方法などについて解説します。



販売価格 110,000円(本体100,000円、税10,000円)
全5巻セット
第1巻
第2巻
第3巻
第4巻
第5巻
全5巻セット・各巻

全5巻セット・各巻
全5巻セット
第1巻
第2巻
第3巻
第4巻
第5巻