私の介護体験 認知症の人と家族の想い(全6巻)

協力・指導:公益社団法人 認知症の人と家族の会 東京都支部

価格 (DVD) 全6巻セット45,000円+税込/各巻8,000円+税 2015年制作



【企画意図】
家族が認知症となることで、その家族はどう対処してよいか分からず、困惑しきってしまい、解決を求めている状況があります。認知症の人と家族の会東京都支部で行っている「認知症てれほん相談」には多くの相談が寄せられています。このDVDは、そうしたご家族にご出演いただき、「老々介護」「一人暮らし」「男性の介護」「介護離職」「若年性認知症」「終末期」をテーマにそれぞれの介護過程中での介護への思いや不安、解決方法などを語っていただき、現在、介護に悩まれている方のヒントにしていただくとともに、医療従事者や介護の仕事を志す方たちに、普段は聞くことのできない家族の声を聞き、認知症の人やその家族のケアに役立ていただきたいと企画しました。

推薦の言葉

公益社団法人 認知症の人と家族の会 東京都支部 代表 大野教子

介護の真っただ中にいる家族は、何度も思いがけない壁にぶつかり、不安や悩みに押しつぶされそうになりながらも、「今」を何とか乗り越えようと必死です。このDVDにご出演の6名の方々も、ひとつひとつ壁を乗り越えるたびに自分自身の気持ちと向き合ってこられました。そして、いろいろな人に出会い助けられている実感を積み重ねていく中で、「介護する意味」を見出していらっしゃいます。それぞれの介護体験をじっくりお聴きすることで、たくさんの気づきや感銘をいただきました。介護家族のありのままの思いをひとりでも多くの方にお届けできますことを願ってやみません。

対象:認知症の人を介護する方、看護学生福祉系大学、短大、専門学校、高等学校、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャー、養成施設、介護研修センター、各種介護施設、社会福祉協議会、地域包括支援センター、自治体、介護実習普及センター

【本DVDお奨めの使い方の例】
・認知症の人を介護する方が介護にお悩みの時に
・認知症の介護の現実について知りたい方へ
・家族のお話しを聞き、この家族にどういう支援ができるかの事例検討のために
・認知症の人を介護する家族の声を知りたい方へ


相談員:公益社団法人 認知症の人と家族の会 東京都支部 代表 電話相談員 大野 教子
司会:公益社団法人 認知症の人と家族の会 東京都支部 副代表 電話相談員 松下 より子

第1巻 高齢の夫を高齢の私が支えて (52分)

阪本さんは80代の夫と二人暮らしでした。そんな中、およそ8年前の脳挫傷をおこしたあたりから頭痛がおこり、受診したところ、アルツハイマー型認知症と診断されました。それから食べたことを忘れたり、ありもしないことを言うなどの症状が出始め、最後は妻のこともわからず追いかけ回すなどの症状が見られるようになり、施設へ入所させました。現在、阪本さんは、夫を可愛そうと思いいつつも後ろめたさを感じながら施設に通っています。

*専門家からのアトバイスがあります。

【お話し】
株式会社ウメザワ 統括部長 熊谷 恵津子さん(ケアマネジャー)

第2巻 遠距離から一人暮らしの母を介護して (50分)

長野県に住む田中さんの母親は18年前から一人暮らしをしています。8年くらい前に叔母から母の様子がおかしいと知らされ、長野から東京に定期的に来るようにしました。その後、仕事にも支障が出るため退職し、母親のもとに来る回数を増やし、福祉サービスの利用を嫌がる母親を説得しながら、必ず1日に1度は人がいるように1週間の予定をくみながら、現在も毎週、母親のもとに通っています。

*専門家からのアトバイスがあります。

【お話し】
日本訪問看護財団立あすか山訪問看護ステーション 皮膚・排泄ケア認定看護師 瀧井 望さん
世田谷区 上町あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター) 所長 佐藤 章司さん

第3巻 妻を介護する男性介護者 (50分)

石田さんの妻は、13年前に認知症の症状が現れはじめ、現在では、昼間は収納場所が覚えられない、何度も同じことを繰り返す、夜は幻覚といった症状が出ています。働いている頃は、仕事中心だった石田さんは、今では、家事全般やデイサービスへの送り出しなど妻の生活を支えています。また、近所の方たちに妻が認知症であることを伝えることによって、何かあった時に助けてもらえるようにしています。


*専門家からのアトバイスがあります。

【お話し
世田谷区 上町あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター) 所長 佐藤 章司さん

第4巻 夫との時間を大切にして介護離職を選択 (53分)

伊藤さんの夫は、70歳の時に脳梗塞をおこしてから、自分のスケジュール管理ができなくなるなど認知症の症状が出はじめました。伊藤さんは、小規模多機能型居宅介護施設を利用し、働きながら介護をしていましたが、見当識障害がひどくなった夫を家に残すことが辛くなり、退職することにしました。伊藤さんは、夫の介護は自分がするが、私の介護は誰がしてくれるのか不安になるそうです。

*専門家からのアトバイスがあります。

【お話し】
小規模多機能ホーム ケア・ヴィレッジ東京 ホーム長 熊谷 恵津子さん

第5巻 若年性認知症の母を介護して (35分)

遠藤さんのお母様は、暴言や物盗られ妄想などの症状が見られたため、63歳の時、診断を受けたところ、アルツハイマー型認知症と診断されました。本人に告知をしたところ信じないので、遠藤さんは、デイサービスへはボランティアで行くのだからと説得して通わせています。しかし、これから症状が進んだ時、こうした形で施設が受け入れてくれるかどうか不安を感じています。

*専門家からのアトバイスがあります。

【お話し
東京都若年性認知症総合支援センター センター長 駒井 由起子さん

第6巻 父の看取りと育児を同時に乗り越えて (55分)

重富さんは、お父様が亡くなるまで、介護を13年続けてきました。お父様は、病気になる前は、穏やかで優しい性格だったのですが、認知症になってから暴言や徘徊を繰り返しました。お父様の体が元気だったため、ショートステイを利用しようにも断られるなど苦労する中、出産と育児が重なった重富さんは、小規模多機能型居宅介護施設を利用して乗り切りました。

*専門家からのアトバイスがあります。

【お話し】
東京ふれあい医療生活協同組合 オレンジほっとクリニック 院長・地域連携型認知症疾患医療センター センター長 平原 佐斗司さん
日本訪問看護財団立あすか山訪問看護ステーション 皮膚・排泄ケア認定看護師 瀧井 望さん

販売価格 49,500円(本体45,000円、税4,500円)
全6巻セット
第1巻
第2巻
第3巻
第4巻
第5巻
第6巻
全6巻・各巻

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第2巻
第3巻
第4巻
第5巻
第6巻