プロトコールを活用した初めての実践例！
訪問看護師による医行為の安全な実施のために
訪問看護プロトコールを用いた「たんの吸引」の実際
監修：川村 佐和子（日本訪問看護振興財団、聖隷クリストファー大学）
指導：小倉 朗子（東京都神経科学研究所）
中山 優季（東京都神経科学研究所）
長沢 つるよ（東京都神経科学研究所）
松田 千春（東京都神経科学研究所）
大竹 しのぶ（東京都神経科学研究所）
価格（DVD）20,000円＋税 2009年制作
【制作意図】
近年の医療施策の動向として、在宅医療の推進、在院日数の短縮化が進められ、在宅医療における医療・看護ニーズが高まっています。また、疾病構造や人口構成の変化によって、重傷度や看護どの高い在宅療養者に対する、専門的で質の高い訪問看護サービスが求められるようになってきました。
今日の在宅医療の場では、複数の職種が関わるチーム医療が必要です。チームが円滑かつ効果的に連携するために、看護職が提供するケアを標準化した看護プロトコール（医療処置管理看護プロトコール）が活用されつつあります。
医療処置管理看護プロトコールは、該当する医療処置について経験豊富な看護師の判断技術を、これまでの研究成果などを元に文書化し、看護全体で共有することで看護の質を保証するツールです。このＤＶＤビデオは、プロトコールの理解と活用の一般的な手順、訪問看護プロトコールを使用した在宅での「たんの吸引」の個別的な実際例を検討し、安全でより質の高い看護が提供出来る事をめざします。
【対象】医師、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護職、その他の医療・保健・福祉関係者、在宅療養者、家族、看護学生
【主な内容】
1）町居さんの生活一事例紹介
町居辛治さん（59歳）ALS／筋萎縮性側索硬化症となり、気管切開をして人工呼吸器を装着した在宅生活を始めて8年になる
2）訪問着護プロトコールの概要
・必要性と効果
川村佐和子先生の解説
3）町居さんの「たんの吸引」の実際
・通常の安全な吸引方法の手技
4）訪問着護プロトコールの一般手順と構成
�＾貳娘蟒�
��構成
適用条件
看護支援目標
医療処置に伴う異常・トラブル
アセスメント並びに医師への報告基準・判断樹・管理協定書
�Ｅ�用条件と活用の一般的手順
1 療養者例の条件
2 看護師の条件
3 医師との連携条件
4 緊急時の対応基準
�ぜ汰�する上での3つ段階
・導入検討段階の判断樹
・維持管理段階の判断樹
・中止・終了段階の判断樹
�ト獣納�の一例と凡例
�θ獣任亡陲鼎�異常時の医師への報告基準
�Ф杁淹�対応基準
�┫浜�協定書
5）プロトコールを用いた町居さんの「たんの吸引」の実際
・適応条件と連携体制
・医師への報告基準
・緊急時対応基準
�／搬両評�の変化
顔色や出血、たんの色や性状
吸引回数
��吸引器の異常、故障
呼吸器が正常に作動していない場合の判断樹
�３暗�環境のトラブル
停電や災害、予備物品の準備
�つ�居さんの維持管理段階全体の判断樹
�メ悗寮�状に異常がある場合の判断樹
��痍の粘桐度が上昇した場合の判断樹
��問題点の抽出と対応
・外出時、人工鼻装着
・家庭内環境の整備
6）求められる看護プロトコールの普及と活用
