患者の尊厳を守る基本(全4枚組)

てあーて塾総合基礎講座シリーズ
患者の尊厳を守る基本 ー安楽性概論と生活行動援助論ー(全4枚組)

価格(DVD)全4枚セット45,000円+税/各巻12,000円+税 2015年制作

講師:川嶋 みどり(健和会臨床看護学研究所所長/日本赤十字看護大学名誉教授)
協力:一般社団法人 日本て・あーて,TE・ARTE,推進協会
   医療法人財団 健和会臨床看護学研究所

今、看護の危機が叫ばれている中での川嶋みどり からのメッセージ

■企画意図
現在、看護の現場では、患者の安全を重視するあまり、患者の尊厳を脅かすような場面が多く見られ、医師も看護師も患者の訴えよりもデイスプレイ上のデータを重視して、患者の体に手 で触れることが減っているようです。
本来の看護は患者の自然の回復過程を整え、苦痛の緩和を図ることです。看護師の心をこめた手のぬくもりは、気持ち良いだけではなく、治る力を引き出します。看護における安全性とともに、改めて安楽性という視点からも手の持つ力について再認識すべきです。
川嶋みどり先生は、看護の現場で起きるさまざまな事象を見つめ、看護の危機を訴えてきた方です。このDVDは、“てあーて塾”総合基礎講座での川嶋みどり先生の講演を映像化し、患者の気持ちに寄り添う最良な看護は何かを考えるきっかけになるものとなると考え制作いたしました。

■川嶋みどり先生の略歴
健和会臨床看護学研究所所長
日本赤十字看護大学名誉教授
1931年生まれ。1951年日本赤十字女子専門学校卒業。日本赤十字社中央病院小児病棟を経て、母校の専任教員に従事後、臨床に戻り、外来看護の確立を目指す。1965年東京看護学セミナーを結成。
1984年健和会臨床看護学研究所所長、1984年第4回若月賞、2006〜2010年日本赤十字看護大学看護学部長、2007年第41回フローレンス・ナイチンゲール記章。近年の主な著書に「看護の力」「チーム医療と看護専門性と主体性への問い」「触れる・癒やす・あいだをつなぐ手」など

DISC1 患者の尊厳を守る基本「生活行動援助論1」(45分)

生命とは/生と死を考える/生命の尊厳/人間の尊厳を担保する/看護実践を支える看護哲学生命観、人間観、看護観/技術進歩と人類の将来/尊厳ある生を全うする権利保障/
現時点での問題意識/患者中心の思想を貫く/能動的な機能を営む感性/など

DISC2 患者の尊厳を守る基本「生活行動援助論2」(79分)

生活行動援助の意義と価値づけ/治る力を引き出す“看護の力”の例/自然の回復過程とケア/一見未分化に見えても最高の治癒/保助看法 二大看護業務の看護論的解釈/ケアのルーツと歴史の教訓/最初の母親から現代看護師まで/本当の清拭は医薬にまさるとも劣らない/生活行動援助の中の救命の要素/温湯と石けんと手/患者の排泄欲求から援助まで/便秘の例 病気・入院による当惑/社会的便秘/専門職者が行う生活行動援助/専門職者が行う療養上の世話/専門職としての真価は技術/技術論を理解するために/など

DISC3 患者の尊厳を守る基本「安楽性概論」(51分)

医療安全は病院看護のゴールか/医療安全の名のもとに/安全優先で失ったもの/そこで改めて看護ケアの本流/ケアのルーツと歴史の教訓/日々の暮らしのなかのケア/キュアはケアを補うもの/キュアの手段がケアを排除/看護における安楽性/先人たちの考える安楽/患者の安楽を阻害する要因/苦痛・不快・不能にからむ不安の要因/人間の尊厳と個人の安楽性/安楽探求研究の例/再考・生活行動援助/など

DISC4 患者の尊厳を守る基本「て・あーての技術化」(75分)

専門職としての真価は技術/経験の意識化/実践の蓄積を経験知に/経験から新しい知の創出/わざの言語化とは/確かな技術習得の道/技術(知識)から技能(わざの実践)へ/「手のわざ」を究める/わざの開発と習熟への道/技能の精錬―反復練習―/技能をつかむことで楽しさ共有/実践的(経験的)エビデンスの明らかなもの/わざの習得(技術論的)/記憶の特徴を用いたアプローチ/人間の尊厳・患者中心 安全・安楽/など
販売価格 49,500円(本体45,000円、税4,500円)
全4枚セット
DISC1
DISC2
DISC3
DISC4
全4枚セット・各DISC

全4枚セット・各DISC
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DISC3
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