幼稚園の子どもたちの生活と音楽(全5巻)
監修・撮影・解説:京都教育大学 教育学部 教授 元 京都教育大学附属幼稚園 園長 平井 恭子
制作協力:京都教育大学附属幼稚園
価格:DVD全4巻セット64,800円+税 各巻18,000円+税
制作年月 2025年1月
ナレーションON/OFF機能付き
保育の場におけるうたや音楽は、ややもすると「保育者が教えたとおりに歌う・演奏するもの」と捉えられがちです。しかし、子どもたちが自ら音を発見したり、複数で歌い合っている様子をよく見ると、音楽やうたは、しばしば遊びや生活の中で自然に生まれ、時には仲間と一体感を得るためのツールとなったり、遊びをより楽しくするために自在に変化したりすることが分かります。つまり、子どもにとってうたや音楽は、人と関わったり思いを表現したりする上で不可欠なものなのです。
本作ではそうした、一見、見落とされがちな子どもたちのプリミティブな音楽行動を、感性の芽生えや仲間関係の育ちなど、様々な視点から見取り、「子どもにとって音楽とは何か」という問いに、原点に立ち返って考えていきます。
本作は、京都教育大学の平井恭子教授が、附属幼稚園の園長を務めた期間(2018年〜2022年)を中心に、園の子どもたちが音楽的な遊びを楽しむ姿を記録した映像をもとにしています。たくさんの音楽的な遊びの場面から、「子どもの素朴な表現を見取り、育てる」ことの大切さについて、考えてみましょう。
第1巻 音と出会い、音を楽しみ、音を探究する姿(31分)
この巻では、子どもたちが、ものを叩く音や生き物の鳴き声、雨の音など、身近にある音に楽しみながら関わっていく場面を紹介しています。
第2巻 わらべうた、伝統的な遊び(52分)
この巻では、保育者が教えたわらべうたを子どもたちが変化させていく姿や、子どもたちの間で伝わるじゃんけんや鬼決めのバリエーションなどを紹介しています。
第3巻 うたう、唱える(38分)
この巻では、子どもたちが生活、遊びの中で即興的にうたい、時には仲間たちと心を通わせる場面を紹介しています。
第4巻 保育者の役割(33分)
この巻では、「子どもの素朴な表現を見取り、育てる」ために、保育者はどのように子どもたちに関わればよいのか、実例を紹介しています。