人間関係の心理学( 全5巻)

他者とのかかわりのなかで自己と社会を紐解く
人間関係の心理学( 全5巻)

監修:岡 隆(日本大学教授)

価格:全5巻セット300,000円+税 各巻60,000円+税 2025年1月制作

対象:大学、各教育機関
教科:心理学、教育学ほか

 人が社会生活を営むとき、「人間関係」はその基盤をなすものであり、人生において重要な意味を持つことは疑う余地がありません。他者との良好な関係性は私たちに充足感をもたらしますが、一方で、関係がうまくいかないときは大きなストレスを感じさせる原因となることもあります。だからこそ、人は実り豊かな人間関係を求めつつ、時に頭を悩ませるのです。
 本シリーズは、社会心理学の視点から、人間関係に影響する心理法則に関する知見を分かりやすく解き明かしていく映像教材です。身近なテーマを盛り込み実験やデータを提示しながら平易に解説し、人間関係の心理が日常生活にいかに関係しているかが分かるように、ドラマをはじめとしたストーリー性を持った映像で示します。大学における心理学の授業での活用、公認心理師資格取得に向けた学習にも適した映像教材です。

●社会心理学の基礎的な学習事項を中心に構成。
●ドラマにより、学生にとっても日常的なやり取りを通じて理解を深める。
●公認心理師国家資格の学習教材としても最適。
●大学の講義での使用に適した構成。
●重要な項目は図表やイラストを用いてわかりやすく解説。
●主要な実験の一部は実際に再現し、そのプロセスを収録。

「公認心理師国家資格に向けた学習の一助としても活用を」
岡 隆 (日本大学教授)
 私たち人間は、他者とのかかわりのなかで日常 生活を営み、他者に対してさまざまな思いをいだ き、他者に対してさまざまな働きかけをしています。
 それと同時に、他者もまた、私たちに対してさまざ まな思いをいだき、私たちに対してさまざまな働き かけをしています。 その人間関係のなかで、私たちは、自分自身、 健康な自己観とパーソナリティを持し、お互いに満 足のいく関係を築くこともありますが、そうでないこ ともあります。人間関係のなかで、私たち自身が 精神的健康を害することもありますし、相手との関 係がぎくしゃくしたり、うまくいかなくなったりすること もあります。
 人間関係は、さまざまな領域で研究されていま すが、本シリーズでは、社会心理学の視点から、 人間関係に係る心理社会的なメカニズムを紹介 していきます。公認心理師国家資格のブループリ ントにも、「社会及び集団に関する心理学」の分 野で、「親密な対人関係」「コミュニケーション」「社 会的自己」「対人認知」「印象形成」「対人魅力」 「自己呈示」「自己開示」「社会的交換」「援助と攻 撃」「夫婦関係」など、本シリーズが扱っている内 容を表すキーワードが多く含まれています。本シ リーズでは、これらの内容を、具体的な人間関係 の場面を通して理解することを目指しています。


�/祐峇愀犬里覆�の自己(約34分)
【解説】 「自分とはどのような人間か」という質問に対する答え(自己概念)は、私たちが周囲の 世界をどのように理解し、他者に対してどう行動し、他者との人間関係をどのように営むか に影響します。人間関係のなかでは、自己概念はひとつではなく多重であり、社会の様々な 役割に応じた自己概念が活性化され、それぞれの作動自己概念に影響を受けた人間関係が 営まれます。 また、自己意識には、私的自己意識と公的自己意識がありますが、公的自己意識が高ま ると、援助などの向社会的行動が促進され、攻撃などの反社会的行動が抑制されます。ま た、私たちは他者との比較という過程の中で自己を評価しますが、その中には自尊心を守 りたいという意識も働いています。 人との繋がりおいて自己がどのように規定され、また変化していくか、様々な視点から実例を基に紐解いていきます。



【内容】
・自分とはどのような人間か? 〜自己概念〜
・自分を意識する 〜自己意識〜
・自分とは…? を知る
・人との比較 〜社会的比較〜
【キーワード】
自己概念、ウィリアム・ジェームズ、主我、客我、物質的客我、精神的客我、社会的客我、Who am Iテスト、自己意識、客体的自覚状態、公的自己意識、私的自己意識、自意識尺度、チャールズ・クーリー、鏡映的自己、ダリル・ベム、自己知覚理論、スタンレー・シャクター、ジェローム・シンガー、情動の2要因説、レオン・フェスティンガー、社会的比較、上方比較と下方比較、栄光浴現象、セルフ・ハンディキャッピング、エイブラハム・テッサー、自己評価維持モデル、作動的自己概念、自己評価

�⊃祐峇愀犬了呂泙�(約35分)
【解説】 私たちには程度の差こそあれ、孤独を避け人とのつながりを求める親和欲求があり、そ の欲求に基づいて親和行動をとります。 人と人とが初めて出会ったときの第一印象は、その後の印象を方向づけ、それはしばし ばステレオタイプを伴い、それ以降、その人間関係のなかで持続、強化されることになり ます。 私たちはどのような相手にも、常にありのままの自分を見せるのではなく、相手や状況 に合わせて、相手から特定の印象で見られるようにふるまう自己呈示を行います。それと 対照的に、ありのままの自分を相手に見せようとする自己開示を行うことで相手との親密 な関係に繋がっていきます。 初対面から始まり、徐々に深まっていく人間関係の背景にある様々な心理について、ドラマを見ながら考えていきます。



【内容】
・誰かと一緒にいたい 〜親和欲求〜
・第一印象
・自分を見せる 〜自己呈示〜
・自分を伝える 〜自己開示〜
【キーワード】
親和欲求、ヘンリー・マレー、スタンレー・シャクター、第一印象、印象形成、身体的特徴、非言語的コミュニケーション、初頭効果、ソロモン・アッシュ、確証バイアス、自己呈示、自己呈示の取り入り・威嚇・自己宣伝・示範・哀願、補償的自己高揚呈示、自己呈示の内在化現象、自己開示、ジョセフ・ルフトとハリ・インガム「ジョハリの窓」、自己開示の返報性、下斗米淳

��コミュニケーションと対人行動 (約34分)
【解説】 人と人が出会い、お互いの存在を認識すると、意図する、しないにかかわらず、そこには コミュニケーションが発生します。 コミュニケーションの方法は多岐にわたりますが、相手に特定の態度や行動をとらせる ように働きかける言語的コミュニケーションのほか、表情やしぐさ、対人距離など、言語に よらない非言語的コミュニケーションがあることをみていきます。
 また、アダムスの衡平理論など、人間関係を交換関係と考える社会的交換理論も解説 し、援助に代表される向社会的行動と、攻撃に代表される反社会的行動に大別される対人 行動について考えていきます。
  社会的関心の高いインターネットによるコミュニケーションについても考察します。



【内容】
・伝えあう 〜コミュニケーション〜
・インターネットによるコミュニケーション
・人とのやりとり 〜社会的交換理論〜
・援助行動・攻撃行動 〜人を助ける・人を傷つける〜
【キーワード】
コミュニケーション、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション、説得的コミュニケーション、カール・ホブランド、マイルズ・パターソン、インターネットによるコミュニケーション、SNS、社会的交換理論、ジョン・アダムス、衡平理論、互恵性規範、向社会的行動、反社会的行動、援助行動、傍観者効果、攻撃行動

�た凸�な人間関係 (約35分)
【解説】 親密な関係は大きく分けて、友人関係と恋愛関係とがあり、それぞれの関係のあり方に は特徴がみられますが、いずれも相手に好意や魅力を感じることから始まります。ここで 感じられた対人魅力は、物理的近接性や外見的魅力をきっかけとして、性格や態度の類似 性や好意の表明などによって高まっていきます。親密化の進展には、相手に対して自分が 考えていること、感じていること、悩んでいることなどを話す自己開示が重要な役割を果 たします。また、親密な関係とはいえ、あるいは、親密な関係だからこそ、お互いに衝突す ること(対人葛藤)も増えていきます。
  親密な人間関係の形成、変容、進展や解消の背景にある様々な心理について考えていきます。



【内容】
・好きになる 〜対人魅力〜
・親しくなる 〜親密な関係〜
・対立する 〜対人葛藤〜
・おさまる 〜崩壊と解決〜
【キーワード】
対人魅力、物理的近接性、ロバート・ザイアンス、外見的魅力、エレイン・ウォルスター、美人ステレオタイプ、バーナード・マースタイン、SVR理論、ジョージ・レヴィンジャー、親密な関係、友人関係と恋愛関係、排他性、ロバート・スターンバーグ、愛の三角理論、親密性、対人葛藤、ハリエット・ブレイカー、ハロルド・ケリー、対人葛藤時の行動

�ソ乎弔里覆�の人間関係 (約38分)
【解説】 家族、大学ゼミやサークル、地域のボランティア団体や町内会、職場や会社など、私たち は、さまざまな集団に所属し、その集団の中でさまざまな人間関係を営んでいます。集団 凝集性が高い、つまり所属する集団が私たちにとって魅力的である場合、成員が一致団結 して協力的な関係が生まれやすい一方で、成員に対して、みんな同じようにすべきという 圧力をかけることもあります。
  集団のなかの人間関係は、さまざまな構造を持っており、地位や役割の構造、好き嫌い の感情などに基づく構造によって人間関係のあり方が規定されます。
 人が集団に所属することでどのような影響を受け、そこにどのような関係性が生まれる のかを考えていきます。



【内容】
・集団とは
・集団の魅力 〜集団凝集性〜
・集団のなかでの地位や役割による人間関係
・集団のなかでのコミュニケーション 〜感情・情報伝達による人間関係〜
【キーワード】
集団とは、道具的価値や自己定義的価値、アイデンティティ、類似性、集団凝集性、課題達成的凝集性、対人的凝集性、斉一性の圧力、同調、集団思考(集団浅慮)、地位や役割による人間関係、勢力、ジョン・フレンチ、バートラム・レイヴン、感情・情報伝達による人間関係、ヤコブ・モレノ、ソシオメトリー、ソシオグラム、ハロルド・リーヴィットの実験
販売価格 330,000円(本体300,000円、税30,000円)
全5巻セット
第1巻
第2巻
第3巻
第4巻
第5巻
セットまたは各巻

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