最新基礎看護技術シリーズ
フィジカルアセスメント編(全5巻)
総監修■佐居 由美 聖路加国際大学看護学研究科基礎看護学教授
亀田 典宏 聖路加国際大学大学院看護学研究科基礎看護・看護技術学講師
監 修■相吉はるな 聖路加国際大学大学院看護学研究科基礎看護・看護技術学助教
西本 葵 聖路加国際大学大学院看護学研究科基礎看護・看護技術学助教
白井みゆき 聖路加国際大学大学院看護学研究科基礎看護・看護技術学助教
価格(DVD)全5巻セット210,000円+税 各巻42,000円+税 2024年6月発売
監修のことば
看護師が患者をアセスメントするための知識と技術を習得することは、必要な看護を見極めるうえでの必須事項です。医療現場で、在宅の場で、患者にとって一番近い立場にある看護師が、患者の身体的状態を把握するために活用するのが、フィジカルイグザミネーション技法です。フィジカルイグザミネーションを用いてヘルスアセスメントを的確に行うことで、看護師は患者にとって必要な看護を実践することができ、また、患者の異常に早期に対応することができます。
本教材では、看護学生の看護実践の場におけるフィジカルイグザミネーション技法の習得促進を意図し、看護学実習の場でフィジカルイグザミネーションをどのように用いるのか、また、実践の場で看護師はどのようにフィジカルイグザミネーションを活用しているのか、についても学べる内容となっています。
基礎看護技術としてのフィジカルイグザミネーション技法のみならず、看護実践への活用の視点を含む本教材は、看護学生や新人看護師が、身体をアセスメントできる看護職となるための教材として、多いにご活用いただけます。
聖路加国際大学 佐居由美
看護においてフィジカルアセスメントは重要な技術のひとつです。フィジカルアセスメントとは『全身の状態を系統別に把握し、その情報を整理、分析して状態が正常であるのか、正常から逸脱しているのか、予測される問題はないかなどを判断すること』とされています。この教材ではフィジカルアセスメントに必要なフィジカルイグザミネーション技術に加え、その技術を看護ケアへ活用できるよう解説します。
第1巻 フィジカルアセスメントの基本(58分)
〇フィジカルアセスメントが持つ意味
〇フィジカルアセスメントを行う看護師の基本姿勢
丁寧な物品準備/環境の整備/患者さんへの配慮
〇フィジカルイグザミネーションの基本手技
問診/視診/触診/打診/聴診
〇バイタルサインズの測定とアセスメント
体温/脈拍/呼吸/血圧/意識
〇バイタルサインズの測定の流れ
第2巻 呼吸器系のアセスメント(50分)
〇呼吸器系のアセスメント
〇呼吸は安楽に行えているか
〇換気・ガス交換に異常はないか
頭頚部/胸部/呼吸音の聴取/臥床患者の聴診方法/その他の観察
第3巻 循環器系のアセスメント(48分)
〇循環器系とは何か アセスメントの意義と目的
脈拍・血圧
〇心臓のポンプ機能は正常か
頸部の観察/胸部の観察
〇全身に血液がたえず循環されているか
頸部の観察/全身の動脈の触診/上下肢の観察
〇リンパ系の機能に異常はないか
リンパ節の観察
第4巻 口腔・咽頭/腹部のアセスメント(42分)

〇口腔・咽頭のアセスメント
問診
開口部・口腔内の観察(視診/触診)
咽頭の観察(視診/触診/聴診)

〇腹部のアセスメント
問診
フィジカルイグザミネーションの準備
腹部の観察(視診/聴診/打診/触診/肝臓の打診/肝臓の触診)
第5巻 筋・骨格系/脳・神経系のアセスメント(56分)

〇筋・骨格系のアセスメント
主観的情報の収集/客観的情報の収集/各関節部位のアセスメント/関節可動域
関節の運動と特徴/関節可動域の測定方法/徒手筋力テスト(MMT)/各筋力の測定方法

〇脳・神経系のアセスメント
脳・神経系のアセスメント/反射の検査/感覚機能のアセスメント/運動機能のアセスメント
小脳機能のアセスメント